トップページ >> エネルギーの問題解決(かいけつ) >> エネルギー節約(せつやく)の為(ため)にできること
ぼくたちが普段(ふだん)利用しているエネルギーの消費を見直す努力(どりょく)をしてみましょう。省エネが成功(せいこう)するポイントは、ひとりでやるのではなく、家族や友達などと一緒(いっしょ)に協力して行うことです。たとえば、役割分担(やくわりぶんたん)や係(かかり)を決めてみてはどうでしょうか。家族の場合、ガソリンや灯油(とうゆ)は父、ガスは母、電気はぼく、というようにして、省エネルギーを行うのです。そして、エネルギーを無駄(むだ)に使っている場面(ばめん)を見つけたら、お互いに指摘(してき)しあいましょう。
「電気」の節約(せつやく)・省エネ(しょうえね)
- 蛍光灯(けいこうとう)は、電球(でんきゅう)に比(くら)べると長持ちしますし、消費電力(しょうひでんりょく)も少なくてすみます。リビングや勉強部屋(べんきょうべや)など、長い時間電気をつける場所には、蛍光灯を利用するようにしましょう。
- テレビは待機電源(たいきでんげん)にするのではなく、主電源(しゅでんげん)を切るようにしましょう。リモコンで電源を切るだけでは、主電源が切れませんので、面倒(めんどう)でもテレビのスイッチでON/OFFを行いましょう。
- エアコン利用時には、暖房(だんぼう)であたためるときは20℃、冷房(れいぼう)で部屋を涼(すず)しくするときは28℃を基本(きほん)として設定(せってい)しましょう。極度(きょくど)の暖房や冷房は電気の無駄遣い(むだづかい)になります。
「ガス」の節約・省エネ
- 調理時(ちょうりじ)には、ガスコンロの炎(ほのお)が鍋(ねべ)の底(そこ)から溢(あふ)れないように気をつけましょう。火が溢れた分はガスの無駄になります。
- 鍋の底に水が残(のこ)っている場合は、ふきんなどで拭(ふ)いてからにしましょう。ささいなことですが、水気(みずけ)を拭き取るだけで、ガスを利用する時間が短縮(たんしゅく)されます。
- お風呂(ふろ)は家族で続けて使うようにしましょう。または、一緒に入浴(にゅうよく)するのも良いですね。できるだけ追い焚き(おいたき)はやめて、シャワーを利用する時間も減らしましょう。
「ガソリン」の節約・省エネ
- 停車(ていしゃ)して誰(だれ)かを待ったり、荷物(にもつ)の出し入れをするときは、エンジンを切るようにしましょう。ガソリンの無駄遣いをとめることができますし、排ガス(はいがす)を減らすこともできます。
- 車の中に、キャンプ用品などの重量(じゅうりょう)のある荷物を積(つ)みっぱなしで運転するのはやめましょう。燃費(ねんぴ)が悪くなってしまいます。
- 1週間に一度など車をまったく使わない日を設定(せってい)するのも良いでしょう。買い物には徒歩(とほ)で行ったり、自転車(じてんしゃ)を使ったりするなどしましょう。
見ないテレビをつけたままにしたり、誰(だれ)もいない部屋の電気を付けっぱなしにしたり、シャワーの利用時間が長かったりなど……資源(しげん)の無駄遣い(むだづかい)は油断(ゆだん)するとすぐに大きくなります。そこで、毎日どのくらい暮らしの中でエネルギーを使っているかを知ることで、どのくらい節約(せつやく)すると良いかなどがわかり、しいては省エネが持続(じぞく)することにつながります。
そこで、「環境家計簿」を利用してみましょう。環境家計簿とは、家庭生活で使用されている電気・水道・ガスの量、缶・ペットボトルの消費量などを、二酸化炭素(にさんかたんそ)の排出量(はいしゅつりょう)にして記録(きろく)をつけるものです。環境家計簿を利用することで、毎月どれくらいのエネルギーを使用し、二酸化炭素を排出しているのかを知ることができます。
環境家計簿は、自治体(じちたい)や各種団体(かくしゅだんたい)、または企業(きぎょう)などでつくられています。入手には、自分の住まいの自治体に連絡(れんらく)して問い合わせてみましょう。
現在は、電機(でんき)メーカーでも、エネルギーを効率(こうりつ)よく利用するために、新しい技術(ぎじゅつ)や製品(せいひん)を作り出す努力(どりょく)を行っています。そこで製品を購入(こうにゅう)するときは、パンフレットやカタログをみたり、ショップスタッフの話を聞いたりして、どの製品が省エネルギーに重点(じゅうてん)が置(お)かれているかを確認(かくにん)しましょう。
目安としては、「省エネラベリング制度(せいど)」というものがあります。これは、国が設定した省エネルギー基準(きじゅん)を満(み)たした製品に緑色(みどりいろ)の円に「e」というアルファベットの記入(きにゅう)したマークがつきます。省エネ製品を選択(せんたく)する一つの目安(めやす)として参考(さんこう)にしてみましょう。