気温の上がった地球について||地球温暖化・倶楽部

地球(ちきゅう)の気温上昇(きおんじょうしょう)!?-地球温暖化

私は北海道(ほっかいどう)に住(す)んでいるのですが、冬の寒(さむ)さや雪の量(りょう)を子供(こども)の頃(ころ)に比(くら)べると、暖(あたた)かくなってきていますし、雪の量も減少(げんしょう)していると思います。雪(ゆき)が降(ふ)ると玄関(げんかん)ドアをあけるのが難(むずか)しいほど積雪(せきせつ)していた頃(ころ)もありましたが、いまではそのようなことはなくなりました。最近(さいきん)では、ホワイトクリスマスになるかどうかという12月だったりしますしね。

地球温暖化(ちきゅうおんだんか)のはじまりはいつ?

地球温暖化と言われ続(つづ)けてきていますが、一体(いったい)いつぐらいからこの地球温暖化がすすんできたのでしょうか。気象庁(きしょうちょう)の調(しら)べによりますと、地球全域(ちきゅうぜんいき)の気温平年差(きおんへいねんさ)が急(きゅう)に高(たか)くなったのは現在(2007年)から17年前である1990年ぐらいからとなっています。この統計(とうけい)は1900年から計測(けいそく)されているのですが、1980年までは気温平年差がマイナス値を示(しめ)していたのですが、1980年から1990年の間でプラスとなる傾向(けいこう)が目立(めだ)ち、そして1990年からはプラスとなることがほとんどとなりました。
※気温平年差(きおんへいねんさ)……気温平年差とは、その年の平均気温から平年値(へいねんち)を引き算した値(あたい)です。

1998年の気温(きおん)について-地球温暖化

1998年の冬は観測史上最大(かんそくしじょうさいだい)の暖冬(だんとう)となりました。この暖冬は地球の上半分(北半球)に起こった異常気象(いじょうきしょう)であり、例年(れいねん)であれば気温の低(ひく)い日が続(つづ)くであろう、1~3月でも、気温が高く、春と間違(まちが)うほどの暖かさでした。まさに大暖冬(だいたんとう)です。北半球に位置(いち)する国の1~3月における最高気温はすべて塗(ぬ)り替(か)えられました。さらに、1880年からの観測スタートでしたので、それ以前のデータはないものの、おそらく過去1,000年間においても最高気温となったということです。

世界の平均気温(せかいきおん)が0.6℃上昇(じょうしょう)-地球温暖化

世界の平均気温が1900年から2000年の100年間で約0.6℃上がったと発表(はっぴょう)されています。この100年間のあいだで上位(じょうい)を占(し)める平均気温の高い年は1990年から2000年の10年となっています。「地球温暖化(ちきゅうおんだんか)ストップ!」という声が大きくなるのもうなずけるデータですよね。そして現在においても暖冬(だんとう)であった2007年の冬。地球温暖化は着実(ちゃくじつ)に進んでいることがわかります。

人工的(じんこうてき)な要因(よういん)といわれる地球温暖化(ちきゅうおんだんか)

地球温暖化が最近(さいきん)になり、急激(きゅうげき)に進み始めたのは「この世界的規模(せかいてききぼ)の地球温暖化は自然的(しぜんてき)なものもあるかもしれないが、大部分は私たち人の手によるもの」とNASA(ナサ)(アメリカ航空宇宙局※こうくううちゅうきょく)の博士(はくし)が発表し、「石油、灯油(とうゆ)やガソリンなどの化石燃料(かせきねんりょう)の節度(せつど)ない消費(しょうひ)によるものが一番の要因(よういん)」であるとも続けております。

化石燃料(かせきねんりょう)の消費(しょうひ)がなぜいけないの?

石油やガソリンなどの化石燃料を消費すると、どうして地球温暖化につながるのかといいますと、石油を燃(も)やすとエネルギーが発生しますが、同時(どうじ)に『二酸化炭素(にさんかたんそ)』も一緒(いっしょ)に発生してしまいます。二酸化炭素が増加することにより地球温暖化が進んでしまうのです。

『1℃上昇(じょうしょう)』ということの重大性(じゅうだいせい)-地球温暖化

僕たちが普通(ふつう)に暮(く)らしている住空間(じゅうくうかん)において、1℃や2℃暖かくなっても全然(ぜんぜん)気にしませんが、それが地球規模(ちきゅうきぼ)になりますと大変な数値(すうち)となります。とくに緯度(いど)が高い地域(ちいき)ほど気温が高くなりますので、急に気温が変化し、さまざまな影響(えいきょう)を及(およ)ぼしてしまいます。たとえば、寒い地域に生息(せいそく)している動植物(どうしょくぶつ)が、気温が高くなることで、絶めつしてしまったり、暖かい地域でしか発生しないこわい伝せん病(熱帯地域(ねったいちいき)でしか発生しないマラリアなど)などが発生(はっせい)したりするなどが考えられます。

恐竜(きょうりゅう)の絶めつについて-地球温暖化

恐竜(きょうりゅう)が絶めつしたのは地球に隕石(いんせき)が衝突(しょうとつ)し、そのときに発生した土ホコリやチリによって空に膜(まく)がかかってしまい、太陽(たいよう)の光が地面にまで届(とど)かなくなったためというのが有力(ゆうりょく)な説(せつ)とされていますよね。このときに地球全体の平均気温が2~4℃下がったと言われています。2~4℃下がっただけで、恐竜は地球上で生活ができなくなりました。このことを考えますと、平均気温が1℃上がること言うことがどれだけ地球、そして僕たちの生活に影響を与えるかわかりますね。もしこの先、地球温暖化が進み、地球の平均気温が2℃、3℃上昇(じょうしょう)してしまうと、いままで当たり前にできた生活ができなくなってしまうと考えられます。

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