100年後の地球の気温はどうなっているのか||地球温暖化・倶楽部

2100年以降(いこう)の地球の気温とは?-地球温暖化

地球温暖化(ちきゅうおんだんか)が社会問題(しゃかいもんだい)となり、現在進行形(げんざいしんこうけい)で気温上昇(きおんじょうしょう)が継続(けいぞく)しているのが現実です。このまま地球温暖化がストップせず、続いていったらどうなるのでしょうか。気候変動(きこうへんどう)に関する政府間(せいふかん)パネル(IPCC※アイピーシーシー)では、100年後すなわち2100年以降の地球では平均気温(へいきんきおん)が1.4〜5.8℃も上昇(じょうしょう)すると言われております。夏と冬の気温差(きおんさ)を経験(けいけん)している僕(ぼく)たちにとって「たかだか5℃の上昇(じょうしょう)」と思われがちですが、僕たち人間が地球に生まれてから今日(こんにち)まで、100年で平均気温が5℃上昇するということを経験(けいけん)したことがありません。僕たちの人生にとって100年は大変長い時間ですが、長い地球の歴史(れきし)では100年は大変短いといえます。急激(きゅうげき)ともいえるこの5℃の上昇は自然(しぜん)や僕たち人間に必ずなにかしらの影響(えいきょう)を及ぼすことでしょう。

地域(ちいき)による気温(きおん)の上昇(じょうしょう)の違い-地球温暖化

気温が上がるとき、世界中(せかいじゅう)すべての地域(ちいき)が同じような上昇温度(じょうしょうおんど)になると思われている方もいるかもしれません。しかし、たとえば世界の平均気温が5℃上昇した場合、北半球(きたはんきゅう)と南半球(みなみはんきゅう)とでは、上昇温度(じょうしょうおんど)が違(ちが)ってきます。北半球は南半球と比較(ひかく)すると、陸地(りくち)の割合(わりあい)が多いといえます。陸地は熱(ねつ)を受け止め放出(ほうしゅつ)してしまいますので、どうしても気温が南半球よりも高くなってしまいます。南半球は海の割合(わりあい)が大きいです。海水は温(あたた)まりにくく、冷(さ)めにくいため気温上昇が北半球と比(くら)べ緩(ゆる)やかとなります。

地球温暖化(ちきゅうおんだんか)を肌(はだ)で感(かん)じるには?-地球温暖化

世間(せけん)では地球温暖化と騒(さわ)がれていますが、正直(しょうじき)なところ、僕(ぼく)たちの周辺(しゅうへん)の生活(せいかつ)や暮(く)らしの中からは地球温暖化の危機感(ききかん)はあまり感じられないと思いませんか? 地球温暖化は進んでいるという実感(じっかん)、そして、地球温暖化になったときの影響(えいきょう)について鈍感(どんかん)になっていると思います。また、地球温暖化が進んでいるという意見(いけん)に対する意見も実はあるのです。

  • 地球温暖化が以前(いぜん)から進んでいると言われているが、実は1970年までは逆に地球の気温が下がってきていた。
  • 車や製造工場(せいぞうこうじょう)から排出(はいしゅつ)される煙(けむり)やガスに含(ふく)まれる「光化学(こうかがく)スモッグ」の影響(えいきょう)で、太陽(たいよう)から差(さ)し込(こ)んでくる光などを反射(はんしゃ)させ、気温の上昇(じょうしょう)をストップさせる役割(やくわり)がある。
  • 噴火(ふんか)した火山(かざん)から噴出(ふんしゅつ)された灰(はい)やチリが上空(じょうくう)に滞在(たいざい)し、太陽の光を遮(さえぎ)ることで、気温上昇を防ぐのでは?
  • 大気と海面が行っている二酸化炭素のやり取りにおけるメカニズムがまだ完全(かんぜん)に解明(かいめい)されていないため、地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素の量は将来(しょうらい)減少するかもしれない。

大気(たいき)と海水(かいすい)による二酸化炭素(にさんかたんそ)のやり取り-地球温暖化

地球温暖化を肌で感じるには?のリストから最後(さいご)に紹介(しょうかい)した「大気と海水の〜」ということからもわかるように、大気と海水とで二酸化炭素の循環(じゅんかん)が行われています。

二酸化炭素(にさんかたんそ)の循環(じゅんかん)について-地球温暖化

僕たちが息(いき)を吐(は)くとき、そこには水分(すいぶん)と二酸化炭素が含(ふく)まれています。また、化石燃料(かせきねんりょう)(石油(せきゆ)、石炭(せきたん)など)を燃焼(ねんしょう)するとき、火さい(森林火さい)などでも二酸化炭素は排出(はいしゅつ)されます。この空気中に放(はな)たれた二酸化炭素ですが、循環により酸素などに還元(かんげん)されておりますが、それでも半分(50%)は空気中に残ったままとなります。一方の半分が還元されておりますが、そのうちの30%は海水に吸収(きゅうしゅう)されています。しかし、残りの20%がどのように還元(かんげん)されているのか、実はまだ解明(かいめい)に至(いた)っておりません。この未解明である20%の二酸化炭素消しつを通称(つうしょう)「ミッシングシンク」と呼んでいます。
※ミッシングシンク……ミッシング(行方ふめい)、シンク(沈みこむ)

炭素循環(たんそじゅんかん)-地球温暖化

二酸化炭素は炭素(たんそ)の一種(いっしゅ)ですが、この炭素は、植物、生物、海、大気などで放出されたり、吸収されており「循環(じゅんかん)」が行われております。この炭素の循環を「炭素循環」と呼びます。炭素循環を行う上で、海水や植物は大変重要(じゅうよう)な役割を行っています。

地球の炭素循環

  1. 大気に含まれている二酸化炭素が海面に溶けるが、同時に海面からも大気に二酸化炭素を放ちます。
  2. 海水に溶(と)けた二酸化炭素は、海の住民(じゅうみん)である緑色植物(りょくしょくしょくぶつ)や植物プランクトンの光合成(こうごうせい)で利用(りよう)されます。
  3. 魚や海の多くはプランクトンを餌(えさ)としています。
  4. 魚が命を終え、そのまま海の底に沈(しず)んで分解(ぶんかい)されます。分解時に放出(ほうしゅつ)される二酸化炭素は海中(かいちゅう)に放たれますが、すべてではなく一部は地面の中に溜(た)まります。
  5. 地上の植物は光合成により二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。
  6. 僕たち人間の呼吸や化石燃料(かせきねんりょう)の燃焼(ねんしょう)により大気中に二酸化炭素を大量(たいりょう)に放出(ほうしゅつ)します。さらに森林伐採(しんりんばっさい)などの破かい行為(こうい)も行われます。
  7. 地上(ちじょう)で生活する動物や生物も同様(どうよう)に呼吸(こきゅう)によって二酸化炭素を放出します。
  8. 生物が命(いのち)を終え地面に還(かえ)るとき、二酸化炭素が大気中に放出され、化石燃料となります。

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