家庭で出るごみって?-リサイクル・環境・ごみ問題

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今後(こんご)、ごみを減(へ)らしていくには、まず、現在(げんざい)どのようなものがごみとして捨(す)てられているのかを知る必要(ひつよう)があります。家庭から出るごみのNo.1は食品(しょくひん)や飲み物(のみもの)を入れる容器(ようき)・包装(ほうそう)です。次(つ)いで、紙(かみ)、金属(きんぞく)、そしてガラスと続(つづ)きます。容器や包装の原料(げんりょう)に多くは発砲(はっぽう)ポリスチレンが使われています。食べ物を入れているトレー、ポリ袋(ぶくろ)などの一部(いちぶ)は、あとから資源(しげん)として回収(かいしゅう)されています。しかし、もっと多くのものにたいしてリサイクルすることが可能(かのう)です。これは紙にも同じことが言え、リサイクルできるものが多く含(ふく)まれています。

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家庭のごみを減らすためのアイデア-リサイクル・環境・ごみ問題

捨(す)てるごみを分別(ぶんべつ)して回収(かいしゅう)を行い、もう一度(いちど)使えるものや資源として使えるものが増加(ぞうか)していけば、世の中にあるごみをかなり減らすことができます。

例(れい)をあげると、食品(しょくひん)トレー、雑誌(ざっし)、新聞紙(しんぶんし)、段ボール(だんぼーる)などの紙は、しっかりと分別を行い、回収すると、リサイクルすることができます。さきほど家庭ででるごみの種類(しゅるい)の中に金属(きんぞく)をあげましたが、これの大半(たいはん)は飲み物の缶(かん)です。これもまた資源として分別することにより、回収後はリサイクルすることができます。

家庭から出る生ごみもコンポストという肥料(ひりょう)へとかえることもできます。生ゴミをすてるときは、水気をしっかりとることで、量を減(へ)らし、さらにもえやすくもなります。このような配慮(はいりょ)を行うことで、ごみ処理にかかるお金を節約(せつやく)することにもつながるのです。

コンポストについて

家庭から出る生ゴミからつくられた肥料のことをコンポストと呼(よ)びます。コンポストはどなたの家庭で行うことができます。方法(ほうほう)は、生ゴミに貝殻(かいがら)や魚の骨(ほね)が含まれている場合は取り除(のぞ)き、水気(みずけ)を十分(じゅうぶん)とったあと、バケツみたいなコンポスト専用容器(せんようようき)の中にいれます。そして、入れた生ゴミと同じくらいの量(りょう)の土をかぶせます。肥料になるまでは数ヶ月(すうかげつ)かかりますが、その間、土と生ゴミを何度かかきまぜてやってください。水が多く含まれていたり、かき混ぜることを怠(おこた)ったりすると、臭い(におい)がでたり、虫がわいたりするので注意(ちゅうい)が必要です。コンポスト専用容器はホームセンターや園芸店(えんげいてん)などで購入(こうにゅう)することができますので、興味(きょうみ)のある方は、是非(せひ)試(ため)してみてくださいね。

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欲しいものを買うのではなく必要なものを買う-リサイクル・環境・ごみ問題

一昔前(ひとむかしまえ)に比(くら)べると、スーパーやコンビニなどの品揃え(しなぞろえ)がたいへん豊富(ほうふ)になりました。だいたいは望(のぞ)んだものが手に入る便利(べんり)な世の中になったと思います。しかし、必要のないものも買っていては、それは結局(けっきょく)ごみになってしまいます。複数回(ふくすうかい)の買い物が大変(たいへん)だからと言い、食べることのできないような量(りょう)の食品を購入(こうにゅう)したり、着(き)ない服(ふく)を買ったり、遊(あそ)ばないおもちゃを買ったりなど、それらは結果的(けっかてき)にごみを増(ふ)やしていることと同じです。

たしかにものを購入する側はきちんとお金を払(はら)っているので、何を買うのも自由(じゆう)だという意見(いけん)もあるでしょう。しかし、それらがごみとなったときに処理するのに必要なお金は購入代金(こうにゅうだいきん)に含まれていません。ごみ処理の費用(ひよう)は税金(ぜいきん)でまかなわれているのです。

たとえば、安価(あんか)で壊(こわ)れやすいものは、すぐにごみになる可能性(かのうせい)が高いですが、ごみ処理するために、価格(かかく)に含(ふく)まれていないごみ処理費用がかかります。これは決(けっ)して安いものではありません。逆(ぎゃく)に、高価(こうか)でも壊(こわ)れにくく長持ち(ながもち)するものであれば、ごみにならないため、ごみ処理に必要な費用が抑(おさ)えられます。

安価なものを購入するときに、『本当にそれが必要であるのか』、『長く利用することができるのか』、『価格以外の費用が発生しないか』、などをしっかり考えてから購入するようにして欲しいと言うことです。宣伝(せんでん)・流行(りゅうこう)にとらわれず、自分に本当に必要なものだけを買うようにすることこそ、ごみを減らす第一歩(だいいっぽ)なのです。

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